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タナカンプ 六花界 ソロノミアワー

「ソロノミ」は目的ではなく手段である

タナカンプ

タナカンプ

タナカンプと申します。

某IT企業でサラリーマンをしながら、ブログを書いたり、おいしいものを飲み食いしたりする中で、ご縁をいただき、ここでコラムを書かせていただくことになりました。

タナカンプの独飲放談【一軒目】

ここ数年で、ひとり飲みが“結果的に”好きになってしまった私。

ある日には1軒のみ30分ほど寄って終わり、またある日には18時ぐらいから日が変わるくらいまで5、6軒ほど“ひとりハシゴ”して帰る……なんてことをしています。

ひとり=ソロ、ひとり飲みは「ソロノミ」ということで、“ソロノミスト”を自称してます。ソロノミーって言うと、なんだか哲学用語みたい。まあ、ソロノミも哲学みたいなもんです。

そんなソロノミストが「独飲放談(ソロノミアワー)」と称して、1人グラスを傾けながら、ひとり飲みの場での出来事や、ぼんやり思っていることを綴っていきます。

なぜソロノミなのか

お酒をよく飲むようになったのは30代前半くらい。最初は、SNSを通じてブロガーイベントや、勉強会に参加していたのがきっかけでした。

お酒が弱いわけではありませんでしたが、それまでは色々な事情があり、お酒を飲むのは年に1,2回くらいだったかなあ。

色んな場へ参加するうちに、仲良くさせていただけるようになった方々から、美味しい飲み食いイベントや、飲み会にお声がけ頂けるようになったのです。

ところがこれまた色々な事情で、お誘い頂いても最初からお断りしたり、当初は参加予定にしていたものの、直前で行けなくなってキャンセルの連絡をさせて頂いたりすることが多かったのです。

そんなことをしているうちにすっかり誘われなくなってしまったのです……。

しかし、色々な事情によって逆に「その日は家に帰らなくちゃいけない日が、少し遅く帰ってもOKな日に」となるようなことが、徐々に増えてきました。

美味しいもの飲み食いするのは大好き→今日、時間空いた→当日誘っても来る人なんていない?(むしろ失礼)→じゃあちょっぴり「あの店」に“ひとり”で行ってみるか―てな感じで、少しずつソロノミをするようになったのです。

なぜソロノミを続けるのか

そんなソロノミも気づけば、わざわざソロノミのために時間を確保してまで、5、6軒ハシゴするまでになってしまいました。

「なんでそこまでして“ひとりハシゴ”するの?家で1人で飲めばいいんじゃないの?生き急いでるの?」と聞かれることがよくあります。

いつものようにソロノミしてるある時に、この問いをふと思い出したので、ちょっと考えてみました。

飲食店さんには、色々なスタイルがあります。そこに居るお客さんの顔ぶれや組み合わせで、雰囲気が毎回変わるお店や、いつ行っても静かに1人で飲める(1人で飲ませてくれる)お店などなど。

「その日、その時、そのお店にしかない“場”や“雰囲気”を体験したい」という思い。それを叶えるための手段が“ソロノミ”なんじゃないかと。

「ソロノミできるとかかっこいい」なんて、たまに言っていただけることがあります。嬉しいお言葉ですがそれが全てではないんです。寂しいからソロノミしてるんです。たぶん。

ソロノミとはいえ、お店で飲んでるわけですから、店員さんや常連さん、隣りの席のお客さんとの会話・交流もあったりなかったり。そういう意味ではソロノミは、極めて社会的行為であるわけです。

本当の意味での「ひとり飲み」を目的とするなら、家帰って缶チューハイ飲みますから。

仕事で落ち込んだ時、一念発起して冒険しにいったお店がいまいちだった時。単においしいものが飲み食いしたい時、突然ほんのちょっと誰かに会いたくなった時。

そんな言い訳を用意して、今回たどりついたのは東京神田の六花界。

タナカンプ 六花界 日本酒

「立ち飲み婚活焼肉のお店」として有名ですが、婚活するしないに関わらずソロノミにはもってこい。お肉(ホルモン)一皿500円、飲み物はどれでも一杯400円なので、1皿1杯で1000円しない。

いつも混んでいるため、その時の空き状況など、運に左右されることが多いかも。もし満席でお店に入れなくても、めげずにお店をのぞけば、入れることはあるかもしれません。

タナカンプ 六花界 豚タン塩

おススメのお肉は片面だけ焼いて巻いて食べる「豚タン(とんたん)ネギのせ」。

ここで飲むなら是非“日本酒”を。なかなか出会えないお酒が「この値段で!」なんて感じで、素敵なお酒が日替わりで入っています。「今日は何飲めるかな?」という酒との出会いを、楽しみながら行ってもいい。ソロノミアワーの鐘が、静かに今日も鳴り響く。

今夜のお店

■六花界(神田)
住所:東京都千代田区鍛冶町2-13-24

ライタープロフィール

普段は都内でネットワークエンジニア・調整役をやっているサラリーマン。ブログ「KAMPLOG」管理者、酔うンドメディア「咳をしても一人呑み」"編酒長"。一人呑み、立ち呑み専門家「ソロノミスト」を自称し、酒場やバルを一人で転々とすることが多いです。でもできれば二人で、あなたと飲みたいです。最近スナックでボトルキープすることをおぼえました。