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ちゅうもえ はあちゅう 村上萌 インタビュー

はあちゅう&村上萌インタビュー「これが私たちのリアル」

黒宮丈治

黒宮丈治

誰しもが一度は抱くであろう、この先の夢や、自分の将来像。しかし、自分の中にある、そうした目標がわからずにもがく人は決して少なくないだろう。そうした未来への不安を、「野心」という言葉で明るく照らすのが、作家・ブロガーのはあちゅう氏とライフスタイルプロデューサー・NEXTWEEKEND代表の村上萌氏だ。

女性のみならず、男性からも多くの支持を集める彼女らが上梓した「小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法」は、これまで彼女たちに向けられてきたイメージを変える2人の歩みが、素のままに書かれている。

彼女たちはどういった思いで、この本を上梓したのか、2人が手がける「週末野心手帳」の話を交えながら伺った。

キラキラとした印象を変えたかった

ちゅうもえ はあちゅう 村上萌 週末野心手帳 女子会

――初の共著となった「小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法」ですが、どのようなきっかけで上梓されることになったんですか?

はあちゅう:雑誌などで取り上げてもらう時に、どうしてもキラキラした人といった感じに扱われることが多いんですよね。でも実は、泥臭い部分も持っているんだよと、そういうのを知ってほしかったんです。

――キラキラとした印象はありますよね。僕もかつてはそうでした。

はあちゅう:それと、2人ともそれぞれ別々の本はあるけど、“ちゅうもえ”としての本がなかったんです。週末野心手帳をきっかけにちゅうもえというコンビを知ってくれた方たちに向けて、私たちを知ってもらうための本を出したいという気持ちがあったのも、きっかけのひとつです。

――読んでみて思ったんですが、2人は全く同じタイプということではないんだなと。

はあちゅう:2人で一緒にいる時は、同じような仕事してて、同じような考えの人なのかなって思われがちなんです。だけど、実はやってることも全然違うし、目指す未来も違うし、物事への考え方も微妙に違いますね。そこにコントラストがあって、どっちも楽しいみたいなことを、本でも出せたらいいなと。

――2人の出会いはTwitterだったそうですね。

村上萌(以下、萌):元々、はあちゃんのことは本を読んで知ってたんですが、ある日いきなり、はあちゃんからTwitterのDMが届いたんですよ。

はあちゅう:トレンダーズに転職した時に、女性のインフルエンサーとの広がりをもっと持とうと思ったんです。そこで、以前からブログを読んでいた萌ちゃんを思い出して連絡したんです。

萌:返事を出す前にもう一度、はあちゃんに関して調べたら、住んでいる駅が一緒っぽいということに気づいたんです。それを伝えると2人で盛り上がってしまって、そのまま「今日会います?」みたいな流れで、その日のうちに会いました。

――なかなかないスピード感ですよね。

萌:もしドラマだったら、最終的に2人は結婚するぐらいのスピードでしたね。あれは凄いと思います。

はあちゅう:あのときに「へぇ、同じ駅に住んでるんだね」で終わって、ただの友達になっていたら、多分1年に1回会うか会わないかの関係になっていたと思います。ですが、継続的に会えるようにいっしょに仕事をしたいと思ったんです。それが、2人で運営しているオンラインサロン「ちゅうもえの楽屋にいらっしゃい♪」です。そこから産まれたのが、「週末野心手帳」です。

小さな野心を積み重ね、螺旋階段のように

ちゅうもえ 週末野心手帳 はあっちゅう 村上萌

――週末野心手帳でも使われている「野心」という言葉。どちらかというと、ガシガシと肉食なイメージを持つ人も少なくないと思うのですが、どういった意味で使われているのでしょうか?

萌:「明日へ踏み出すための活力」というと堅いですが、野心があることによって、次に何をするかっていうのが明確になっていくと思うんです。野心があれば、行動も伴ってくる。なので、常にあるべきものだなと思っています。

――野心があるからこそ行動しようと思えると。

萌:私、昔はずっと自分の夢が分からなかったんです。何かを掲げなきゃいけないとか、それが壮大じゃなきゃダメなのかなって思って、夢を持つこと自体を難しく考えていたんです。

――そういう方は少なくないですよね。

萌:だけど考えてみたら、やりたいこととか、こんな風になりたいみたいな、ちょっと先の自分の目標はいくらでもあったんです。それを言い換えると「小さな野心」とか「週末野心」なのかなと。

――それは「キャリアアップ」とか、そういった話じゃなく、生きる活力につながるということですね。

萌:恵まれた時代で、明日も生きているという前提で暮らしている人の方が多いと思うんです。じゃあ、せっかくなら、楽しい方がいいじゃないかと。

――とはいえ、もし嫌なことがあったら、楽しいと考えづらくありませんか?

萌:全部が嫌になった時に、「どうしたらいいですか?」と質問する人がたまにいるんですが、嫌でいいんですよ。嫌でいいし、全然お酒飲みまくってもいい。だけど、どうせ明日があるなら、今日より嫌な明日になるのは嫌ですよね?だったら、ちょっとでも考え方変えて、少しずつ成長していく螺旋階段のような人生になるといいなって。

――まっすぐ頂上が見えると、あまりに高すぎて階段を上るのが嫌になるから、螺旋階段?

萌:常に今が一番いいなって思えたらすごく幸せだと思うんです。だけど、まったく先が見えないとツライ。螺旋階段のように、自分でちょっと先が見えてれば「気づけば遠くまで来たもんだな」と思えるかなって。ちょっとずつでいいから、進んでいくために必要なもの。それが「野心」だと思っています。

――はあちゅうさんにとっての「野心」とは?

はあちゅう:野心は「人生をよりよくするためのエネルギー」になるものだと思います。野心を持つことって、意識高い系という言葉で括られることもあって、ちょっといやらしいみたいに思われがちなんですよね。

――意識高い系って、そういうイメージありますよね。

はあちゅう:でも、野心はあることによって頑張れる“プラス”のものだと思うんです。だから本の中でも、野心は前向きなものとして捉えてます。

萌:野心が無い人ってつまらないよね。

はあちゅう:このままでいいじゃんみたいな。ぬるま湯に浸かったような感じに思いますね。

萌:意外に思われるかもしれないんですが、2人ともあまり女子会をしないんです。

ライタープロフィール

1978年生まれ、福岡県出身。30種以上の職を渡り歩いた後、フリーライター/プランナーとして活動。取材記事を中心に、エンタメからビジネスまで幅広く執筆。アフターファイブは、いきつけの作業机で仕事。