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チョビベリーマッチ コラム 天狗

ただただ〆切はまもるべし、という話をします。

チョビベリー

チョビベリー

柔道とボクシングと極真空手の経歴をもつ普通のOL・チョビベリーです。
今回、編集さんから与えられたお題は『天狗』です。

チョビベリーマッチvol. 5「〆切」

よく成功者が語るのは
「信じていれば夢は叶う」という言葉で
あきらめず努力をすれば
万事において成功するというように聞こえますが

高校の時の柔道部で
毎日休まず誰よりも練習に励んだのに
実力不足で補欠にも入れず

金沢美術工芸大学を受験したときは
デッサンの一次試験で落ち

その4年後は京都芸大でも
大学院に落ちたチョビベリーは

10代と20代の前半で
“夢は絶対に叶うわけではない”
ということを痛感したため

自分に対する自信と信用はあまりなく
天狗のような態度になることはまずありません。

いまでは全ての物事において
“がんばってもダメなもんはしゃーない”
という意識に変わり

たとえば空手の試合なんかでも
「優勝します」
「絶対勝ちます」
などと責任の持てないことは断言せず

誰かにがんばってねと応援された際は
「自分なりになるべくがんばります」
という
負けたときの保険をかけまくった言い方をしています。

ブログをはじめライター系のお仕事では
かなり強気な発言とアクションで大きく見せてはいますが
実際のチョビベリーはかなりの小心者であり

たとえば「遅刻してきてもいい」という
途中参加OKの空手の稽古でも
だいたい始まる20分くらい前には道場に入り
テーピングを巻いたり柔軟をしてたいんで

練習開始後に
みんなが体操をしているところへコソコソ入るくらいなら
もうその日は休んだほうがマシだと思うし

整骨院なんかでも
受付時間の終了10分前を切った場合は

「あ~帰る時間が遅くなった! めんどくせえッ」
と思われるのではないか

という意識が働くので
絶対に受付時間が終わるギリギリには行かず

他の患者さんが
受付時間を3分くらい過ぎて
「すみませえ~ん!」
と言って堂々と診察を受ける気が知れません。

よくある
「夏休みの宿題」
なんかでも

みんなは当たり前のように
「ギリギリまで手をつけずに最終日に片づけた」
という話をしますが

チョビベリーの小学校時代は
むしろ友達の間で
早めに宿題を終わらせることを競争していて

夏休み前にもらったドリルなんかがあると
自由時間や休み時間を利用して
終業式前に全力で終わらせる男子が続出し

チョビベリーも本読み(音読)の宿題は
呪文のように数十回も
ごんぎつねを唱え続けて1日で終わらせたりと

なるべく夏休み中に
自分に精神的な負荷がかからぬよう
早めに終わらせていたため

提出日に間に合わなかったことはないものの
もし間に合わなかったら、ということを考えると恐ろしいし

“宿題は8月31から取り組む派”の
やらなければならぬ重荷を背負ったまま
約40日間を過ごすメンタルが信じられません。

単純に1日、2日で終わらせられる集中力があるなら
夏休みの初日にやればいいと思うんですが
聞くとそういうことでもないようで
なかなかいろんな考えの人がいるなあと思います。

またそういう子ども時代を過ごしてきたためか
大人になっても似たような行動をする人がおり

たとえばマンガや執筆などの仕事をしている人のなかには

「この原稿は〆切の4日後に出しましたw」
「〆切すぎてから原稿書き始めますw」

などと
そのマンガや記事内や自分のSNSで
堂々とのたまっていますが

〆切日の存在だけでストレスを感じてしまう
小心者のチョビベリーは

「〆切までに出せば大丈夫」

という考えがどうしてもできず
早いときは提出日1週間前に原稿を出すくらいなんで

「自分は〆切を守れない人間である」

などと
仕事で依頼されているにもかかわらず
その仕事の担当者が見ていたり
ほかの仕事につながるかもしれない場所で
自分の無能ぶりをさらけ出すのは愚行だと思うし

その先の編集や印刷所などの残務を思うと気が気でないし
まったく理解ができません。

まあそういう人は
大それたことを言っても他人に嫌がられないくらい
仕事の需要があるからこその発言だと思うんで
その点はうらやましい限りであり

人様に迷惑がかかるのは問題外ですが
天狗のようにならないまでも
ただ自分に自信をもつくらいのメンタルは
あってもいいような気がしないでもないチョビベリーです。

おしまい

チョビベリーマッチ 締め切り 〆切

最初はスウェットで撮ってましたが、二―ト感が出たので着がえました

ライタープロフィール

1982年生まれ。京都市立芸術大学日本画専攻卒業。柔道・ボクシング・極真空手のたしなみがある格闘技好き。会社員のかたわら意識ぬるい系ブログ『チョベリグ!』を更新していたところ、地味に笑いを誘う文体が評判を呼び複数のWEB媒体でライターを始める。趣味は空手・読書・俳句・断捨離・テレビ観賞。