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おおしまりえ 歌舞伎町 コラム

夕方カフェにみる男女の修羅場、そしてキラキラ女子の野心

おおしまりえ

おおしまりえ

仕事が終わり、そのまま帰宅。それがちょっと味気ないなあと思う人は、ぜひ夜のカフェに立ちよることをおすすめします。

普通の街の喫茶店でも良いのですが、おすすめは繁華街のど真ん中にあるカフェです。デートや打ち合わせ、はたまた夜の蝶たちの同伴場所として使われる、用途に幅のあるカフェに立ち寄れば、濃すぎる人間模様を知り、人生が一層充実すること間違いなしです。

歌舞伎町24時間営業カフェでみる人間模様

私がよく立ち寄る、歌舞伎町の24時間営業のカフェの話をご紹介します。3丁目にやや近い立地から、お水、デート、ビジネスマンという人間模様の満漢全席を堪能することができます。

おおしまりえ 純喫茶 修羅場 アフターファイブ

たとえば先日は、あるパンクロッカーのカップルに遭遇しました。入店早々から口数少なく、クールな空気を漂わせていた2人。

男性がミックスジュースとミニパフェを注文する感じに、若干ほっこりしましたが、飲み物を飲む以外、楽しいカフェタイムは終始無言なのです。

「どうした?どうした?」と思いながら見ていると、どうやらミックスジュースの彼が別れたいと彼女に申しているようで、彼女はそれを拒否。別れ話のもつれを解消するべく、カフェに立ちよったようでした。

「もうさ、むりなんだわ」
(ジュルジュルとミックスジュースをすする)
「…いや!」
(彼はバニラアイスをパクリ)
「だってさ、この前もあーでこーだったじゃん?」
(ジュるる)

どうやら彼女が彼を束縛しすぎて、彼はしんどいから別れたいという経緯のようです。しかし、時折挟まれるミックスジュースとアイスのコラボに、パンクロッカーの強面が混ざり合い、なんだかコントのようではないですか。

(じゅじゅ、じゅるるるる)

彼がミックスジュースを飲み切ります。
気まずい空気が流れる2人。

「もういいよ!」

沈黙を破り彼女は店を後にしますが、立ち上がった理由が、別れ話の回避なのか、彼のミックスジュースの飲みっぷりに呆れたかは、確かめる術はありません。

23時のキラキラ女子の野心トーク!

おおしまりえ 純喫茶 修羅場 アフターファイブ 歌舞伎町

こんな面白い人に定期的に遭遇する夜のカフェ。人間観察にはもってこいですよね。先日遭遇したキラキラ女子の野心には、隣で仕事をしながら肩身が狭くなる思いでした。

23時すぎに2名で来店した女子たち。座るやいなや、超早口で仕事の愚痴や不満をバーっと話し出すではありませんか。

「え、今の仕事どうなん?ぶっちゃけ〇〇さんの下でしょ?」
「あーあの人全然使えないっていうか、上司の自覚なし!」

のっけからキツい名指しトークが展開されます。

こういう話しを耳にすると、私はだいたい「〇〇さん側」の肩を持つタイプのため、心を痛めてジュンとなります。そもそも耳に入れないという術を覚えたらいいのに、人生そう面白い話をスルーするわけにもいかないのです。

「今度の融資は5,000万でさ」
「仕事がダメになったもう留学していたイギリスに移住する」

愚痴からいっきに規模感の大きな話しに舵を切ったこの女子トーク。ケーキをマッハの速度で口にいれ、悪口も野心もマッハの速さで喋り切り「まあお互い頑張ろうよ!」と、わずか15分の女子トークで閉じられた女子会。

キラキラしたデキる女はスイーツも悪口も素早いというのを、彼女たちを見て学んだのでした。

老人たちの憩いの場ではない喫茶店って、用途が様々で、コーヒーが美味く感じる事件に遭遇する率が高いもの。お茶が飲みたいわけじゃないのに行く意味がないなんて思わず、ぜひ一度人生を振り返る時間を取るために、そして人生の幅を広げるために、夜のカフェでの人間観察はおすすめです。

(文・おおしまりえ)

ライタープロフィール

雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。日本大学芸術学部卒業。10代から水商売やプロ雀士、素人モデルなど人気商売に身を投じる。のべ1万人の男性を接客し、相手も気づいていない本当の気持ちを瞬時に見抜く観察眼を獲得する。20代で結婚と離婚を経験後、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。現在「女性自身」「@DIME」「週刊SPA!」「スポニチ」「週刊プレイボーイ」などで恋愛コラムやコメンテーターとして活動中。